介護保険の仕組みを理解することの重要性は改めて説明するほどもないといえるだろう。介護と医療との違いをしっかりと把握することからはじめることが重要だ。介護については、日常生活においても、不自由さを持つ場合に該当するものといえる。通常の場合には、介護や医療について、精通した人が厳密な規定のもとで、要介護や要支援などと認定していく。この認定のあり方についても、さまざまな意見があることは事実であるが、徐々に受け入れられつつある。そんな中において、介護保険の改正という話題がクローズアップされるようになってきた。いわゆる2025年問題に向けての動きともいわれている。この2025年問題とは、いわゆる団塊世代と呼ばれる人が、すべて75歳以上になるということであり、全人口に占める75歳以上の割合が増える問題だ。この由々しき事態に向けた対策として、介護保険の改正が行われる。具体的には、入浴サービスなどの介護にまつわる自己負担額を引き上げたり、介護施設や老人ホームなどに入所できる、介護を必要とする人の要介護度を引き上げるなどというものだ。結果として、認知症患者や高齢者にとっては、厳しさを増すということになる。これらについては、政府の苦肉の策ともいわれており、消費増税などとともに、国民には、何とも厳しい施策といわざるを得ない。今回2025年問題などを紹介した問題以外にも今後様々な問題が出てくるだろう。この【不足する人材- いま介護業界が抱える問題とは】というサイトを見て一度考えて欲しい。